CHAPTER 2

美少女でダイナマイトバディ!

――徹底して ボンッ キュッ ボン!を貫く小松さんのこだわり! 欧米女性をモデルにする理由は何ですか?

5歳の時かな? 蒼い瞳でブロンドの外国人女性をデパートで初めて見たんです。当時は今ほど外国人が街にいなかったのでその存在感に強い衝撃を受けたんです。その時の強いイメージが頭に残っていて、それが生まれて始めて感じた「美」だったと今は思います。

昔は美少女とメカとかメイドも描いていたんですけど、それもやっぱり画力の問題で「このネタはもっと凄い人が描いているじゃん」て思ってしまう。自分しか描かないような何かを描きたかったんです。そんな時にハワイのショッピングモールでランジェリーを見つけたんです。ショーウィンドウに堂々と飾るってスゴくないですか!

日本だと恥ずかしいと思ってしまうのに、欧米では彼女に自分の気に入った下着をプレゼントして着てもらうと言ってました。ぶっ飛びましたね(笑)すげぇなと思いました。 「エロ」っていうと見てはいけないもの、隠れて楽しむものと思っていましたが欧米ではもっとオープンに恋人同士で楽しむ刺激のエッセンスみたいなものなんだなと。だから目に入ってしまう。目がいってしまうもので、それは本能なんですよ。本能で見たものは印象に残るとその時に勉強しましたね(笑)

おかげで「彼女に買っていったら?」と買わされそうになりました。



――それが派手なランジェリーをキャラクターに着せる原点。エロ(お色気)を取り入れたきっかけですね。

エロとエロティシズムの境界があるとすれば、たぶんこのラインで露骨なのはダメなんですよ。きっとムードとかシチュエーションが大切で、それをとっぱらっちゃうとポルノや18禁の世界になると思います。極端な話しですけど、今の時代は国や宗教によって正義の定義が変化してしまいます。

子供の頃のように勧善懲悪の物語が流行らなくなり、正義と悪がややこしくなった今“笑顔と平和の大切さ”を伝えるにはエロかなと。まぁちょっと話しのスケールがあまりにも不釣合いだとは思いますが、「あの子可愛いな」とか「脚キレイだな」と思っている時って、その瞬間だけは「平和」だと思うんです。好きな事を考えている時のような“明るく楽しめる状態”にしたいんです。

エキゾチックな服やフェミニンなハイヒールを履いていたり、コルセットで絞ったウエストのラインにドキッ!として「エロいなぁ」とか「柔らかそう」と思って妄想を膨らませて笑っていてほしいんです。



――小松さんが描くスレンダー系の美女というのも見てみたい気がしますが、そういう普段描かないものを描きたいと思う時ってありませんか?

スレンダー系ですか(苦笑)何度かチャレンジはしていたんですよ(笑)ただ何か出るとこ出ていないとしっくりこないというか僕自身のテンションが上がらないんですよね。女性の丸いラインっていうか、あの何とも言えない曲線美を描くのが好きなんで、スレンダーなマンガキャラって棒みたいな印象になるから正直描くのは苦手ですね。女の子の絵描けるバリエーションを増やしたくてHOT CLEAVAGEの制作当時はけっこう練習していましたけど、今となってはこういう芸風(巨乳大好き)でいくぞと覚悟を決めました!(笑)


――では本来の小松さんはスレンダー系が好みなんですか?

いや、巨乳派です!(爆)だから胸のサイズを変えて微妙にバリエーションを増やしたりしているんですよ。まぁでも見ている人には分かりませんからね。作者の特権としてそこは密かに楽しみながら描いています。