The Phoenix

Superflyを盗られた時に「盗まれないバイク」が欲しいと思い、折り畳み自転車(小径車)という選択肢をずっと考えていました。 でも、ガチでTREK大好きな僕がTREK以外のバイクに乗るのはどうにも落ち着かないので「無いなら作ろう!」そして
「どうせ作るなら夢のバイクを作ろう!」と思い“TREKの小径車”をコンセプトに、盗まれた悲しみから立ち上がり、ありったけの情熱を込めて制作しました。構想3年、制作1年半のスーパーバイクです。
JAPAN CUPのようなレース会場で気軽に移動する足に出来るといいなと思っていたので、車体の重量は10kg以下に抑えたい。でも軽量モデルを選ぶと財布も軽くなる(笑)第一そんな始めからお金かけられないよぉと思っていたんですが、
当時(2013年)書店で発売されていた小径車のカスタム本に載っていた関西のバイクショップで自分がベースにしようと思っていたバイクのカスタム小径車が実際に作られていたので、思い切って問い合わせたら「いいですよ♪」とアッサリ作ってくれる事になりました(笑)
車体のベースはDAHONがOEMで作っているFIATの14インチ折り畳み自転車で、組み立て作業の前にフレームの全塗装をしました。以前TT用エアロヘルメットのカスタムペイントでお世話になったペインターさんの登場です!!
イメージは当時活躍していたチーム[RADIOSHACK LEOPARD TREK]のチームカラーで、カンチェラーラ選手のドマーネが小さくなった感じです。本来ならマドン(TREK)のエンブレムが付くんですがバイク全体のシルエット以外すべて変わってしまったので、変身(トランスフォーム)した事を現してみました。
DAHON純正パーツとレースモデルっぽく見える黒いパーツを中心にチョイスして、魔改造で9000系DURA-ACEのクランクを付けました。変速はしません(!)アウターは大きなチェーンガードです。ビキニ型ボトルケージもカスタムペイントで、チームジャージをビキニのデザインにしました。
 

Components: 9000 Shimano Dura-Ace
Blakeset: Shimano BR-R451
Wheelset: OEM Cabon Rim 16in
Tires:Primo Comet
Stem: n/a
Handlebar: KHS Powertools short bulhone ber
Saddle: Bontrager inForm Team Issue

カスタム遍歴

原型(Prototype)

第一形態(1st form)

FIAT AL-FDB140はDAHONのOEMで販売されている自転車です。時期によってはルノーだったりプジョーだったりするんですが、14インチのこのモデルはどれも同型です。
16インチの変速モデルもあるんですが、それは一回り大きくて重いのでパスしました。カスタムのベース車としてマニアに密かに人気の車種らしいけど、これを本気でいじる人も珍しいみたいですよ。

2015年のJAPAN CUP1ヵ月前に届いたPhoenixの勇姿!最初はTT用のDi2ブレーキレバーを付けるイメージだったので、TRPのブレーキレバーを仮で付けてます。
レバーのブラケット部分が変形した時に若干フレームに干渉するのが難点で、早々にブレーキレバー探しの旅が始まりました。

第二形態(2nd form)

第三形態(3rd form)

ハンドルバーとウスを削りまくってようやく完成しました。チームモデルっぽいでしょ。変形もスムーズだしDura-AceのBBとクランクの恩恵で思いのほか長い距離も走れます。
唯一の弱点はダンシングができないのでクライミングはホントにママチャリ以下になっちゃいます。膝がハンドルに当たる事もありますが、登りで車体がビキビキと異音が出まくるから心配でこげないっス・・・(汗)

10年位前に発売されていたBontragerのエアロブレーキレバーが手に入ったので、交換すべく第一形態で付けていたTern純正ハンドルをカットして取り付けて見ました。ですが、
グリップ部分が短すぎて使い辛いからKHSのショートブルホーンバーに交換しました。これなら変形時に干渉しないくらいのリーチが確保できたんだけど、ブレーキレバーがハンドルから外れないように固定するウスの径がまた難問でした。
パイプの内径19mmのハンドルバーに内径20~24mm対応のウスを入れるのは絶対に無理なので、ウスを削って薄くする作戦を実行したんだけど、これ以上薄くなったら固定する前に割れて本気でアウトになるところまで頑張ったけど、それでも入らないのでネットの改造ブログを調べまくって類似する形のウスを見つけてコンバートしました! プロマックス エアロブレーキレバー(のウス)ありがとう!

第四形態(4th form)

第五形態(5th form)

第四形態(4th form)

せっかくチームモデルっぽい外観なんだから、もっとパンチの効いた感じにしようという事でPioneerのパワーメーターを付けました! っていうのは冗談で、実はこれカバーだけです。(笑)
限定品なんだけど、カバー単体で売っているんですよ。それをプラ板とパテで台座を作ってアウターリングに固定しました。特大チェーンガードだから出来る技だな。戦闘モードに見えるでしょ?
リアのブレーキワイヤーにはシルバースターを付けてます。完成祝いで頂きました!

パワーメーターの電波を受けるコンピューター受信部が無い事を何人かに指摘されたので、サイコンではなくサイコンに見える“ライト”を付けました。というのもPhoenixは元々が全部パロディなんだから、普通のサイクルコンピューターを付けても面白くないと思って、プラ板とパテを使ってPioneerのセンサーをイメージした自作カバーを被せています。これが予想以上に大ウケでした。

​ちゃんとライトとして使えますが、モニターの表示は脳内変換で表示されます。(笑)これでフル装備。完璧な状態(?)になり、満を持して2016年のJAPAN CUPに臨みました。

この大会を最後に引退をするファビアン・カンチェラーラ選手のサインを車体にもらうべく、前夜祭から宇都宮入りしてチャンスを狙っていました。

Phoenixのカラーリングは彼がクラシックの石畳のレースで勝つべく開発されたDomaneの発表当初のチームカラー(スパルタクスは後のカラーリングです。)がベースなので、彼のバイクがモデルとも言えなくはないので何とかしてサインがもらえないかと苦労しましたが、クリテリウム前の一瞬の隙をついて後を追いかけ、直筆サインを手に入れました!

まさにミラクル!!

 

※サインをもらった時の写真は撮る暇が無かったので、右上の写真は昨年に撮ったサイン直後の写真です。今回のイメージが伝わればと思って掲載しました。

第六形態(6th form)

念願のカーボンホイール化が出来ました!このサイズでホントに市販されているんですよ。16インチでクリンチャー(笑)

ネットの世界で調べまくっていたら、リカンベント専門店で扱っていたので「中華カーボン製とはちがうしダメ元で取り寄せてもらうか・・・」と、半信半疑な気持ちで買ったんですが、これが意外と高性能で楽しいのなんの。追い風参考記録で40km/hまで出せました!

ホイールのロゴはあえて塗装ではなく、カッティングシートとして本物と同じ仕様にこだわりました。